【前編】女性と睡眠の深い関係 ひなたコラム 2025年05月26日

こんにちは!名古屋市中川区にある女性専門の鍼灸院、ひなた鍼灸院です。
実は私、お布団でゴロゴロするのが大好きで、気づくと「お布団から出たくない症候群」に定期的に襲われています(´︶`)♡
眠る時間って、ほんの少しのご褒美みたいで、できることなら毎日心地よく眠りたいですよね。
でも実際は…
夜なかなか眠れない、寝ても途中で何度も目が覚める、朝起きたときにだるさが残ることも (。•́︿•̀。)
こうした睡眠の悩みを抱える女性はとても多く、施術のなかでもご相談を受ける機会が増えています。
「疲れてるはずなのに、眠れない」
「眠っているはずなのに、回復した感じがしない」
そんな“なんとなく眠れない”感覚、もしかすると女性ホルモンの影響が関係しているかもしれません。
今回は、女性の睡眠について、理想的な睡眠時間や睡眠障害の種類、そしてホルモンバランスの変化による影響をお話ししていきます (⁎˃ᴗ˂⁎)
■理想の睡眠時間はどれくらい?
まず気になるのが、「何時間眠れたらいいの?」という疑問ですよね。
実は、各国の専門機関がそれぞれ理想の睡眠時間についてガイドラインを出しています。
- 厚生労働省(2003年):成人女性は「6.5~7.5時間」程度
- ナショナル・スリープ・ファウンデーション(米国・2015年):成人は「7~9時間」
- アメリカ睡眠医学会/CDC(米国):成人は「7時間以上」
つまり、6.5~9時間の間で、自分に合った長さを確保できるのが理想です。
ただし、時間だけでなく「質」も大切。たとえ7時間寝ても、夜中に何度も目が覚めたり、朝起きて疲れが残っていたら、よい睡眠とは言えません (;ᴗ;)
■質のよい睡眠がとれない原因は「睡眠障害」かも?
睡眠に関する不調は、医学的にはさまざまな「睡眠障害」として分類されます。
- 不眠症:寝つきが悪い、途中で目が覚める、早朝に目が覚めてしまう
- 睡眠時無呼吸症候群:いびきをかく、呼吸が止まる、日中に強い眠気
- むずむず脚症候群:寝る前に脚がムズムズして眠れない
- 概日リズム睡眠障害:体内時計が乱れて、寝る時間や起きる時間がズレる
これらが続くと、心と体のバランスが崩れやすくなり、気持ちまで不安定になってしまうこともあります (´・ᴗ・` )
■女性のライフステージと睡眠の変化
女性は、思春期から閉経後まで、ライフステージごとにホルモンバランスが大きく変化します。
このホルモンの変動が、睡眠にもさまざまな影響を及ぼすんです。
▽月経前(高温期=黄体期)
排卵後から月経までの約2週間は「黄体期」と呼ばれ、基礎体温が上がる「高温期」にあたります。
この時期は、黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響で深部体温が下がりにくく、眠りが浅くなりやすい状態に (。>_<。)
「なんとなく眠れない」「朝がつらい」
そんなときは、高温期の体温リズムの変化が影響しているのかもしれません。
※基礎体温を記録している方は、睡眠の質が悪くなるタイミングがグラフに表れていることもあります (´꒳`)
▽妊娠中・産後
妊娠中はホルモンの変化に加え、つわり・頻尿・胎動・背中の痛みなどの影響で睡眠が浅くなりがちです。
後期になると「眠いのに眠れない…」というお悩みもよく聞きます (;▽;)
出産後は赤ちゃんのお世話で夜間に何度も起きることが増え、睡眠不足が積み重なると産後うつのリスクにもつながることがあります。
▽更年期(40代後半〜50代)
この時期は、エストロゲンやプロゲステロンの分泌が減少し、自律神経も乱れがちに。
「寝つけない」「夜中に何度も起きる」「朝早く目が覚める」などの不眠症状が出やすくなります。
ホットフラッシュや寝汗で夜中に目が覚めてしまう方も少なくありません ( ˘ω˘ )スヤァ(が難しい…!)
次回【後編】では、
* 自分でできるセルフケア
* 鍼灸でサポートできるツボやアプローチ
をご紹介しますね (๑˃̵ᴗ˂̵)و ̑̑
「最近ぐっすり眠れてないかも…」という方のヒントになれば嬉しいです。
どうぞ後編もお楽しみに (´∇`)
https://hinata89.com/sleep-and-women-part2
ひなた鍼灸院は、名古屋市中川区にある女性専門の鍼灸院です。
妊活・マタニティ・産後ケアを中心に、女性のお悩みに寄り添った施術を行っています。
鍼灸が初めての方にも安心して受けていただけるよう、丁寧なカウンセリングとやさしい施術を心がけています。
「ちょっと話を聞いてほしいな」という方も、お気軽にご相談ください(◍•ᴗ•◍)