体外受精で生まれる子どもが「8人に1人」の時代へ|身近になったからこそ感じる、話しづらさのこと 2026年09月05日
妊活・不妊・不育 2026年09月05日

昨日のネットニュースで、2024年に体外受精によって生まれた子どもが過去最多になったというニュースを目にしました。
2024年に体外受精によって生まれた子どもは8万6,473人。
その年に生まれた子どもの、およそ8人に1人にあたるそうです。
この数字を見て、ふと、
「私が鍼灸師になった頃は、どのくらいだったんだろう?」
と気になって、少し調べてみました。
私が鍼灸師の免許を取得して、鍼灸師として働き始めた2013年は、体外受精による出生児は約4万2,500人。
当時の出生数から見ると、およそ24人に1人だったそうです。
それが、
・2013年:約24人に1人
・2019年:約14人に1人
・2022年:約10人に1人
・2024年:約8人に1人
この10年ほどで、ここまで変わっているんだなと、改めて驚きました。
2022年には不妊治療の保険適用も始まり、不妊治療や体外受精は、以前に比べるとずっと身近なものになってきたのだと思います。
私は不妊カウンセラーの資格を持ち、これまで妊活や不妊治療中の方を多くサポートしてきました。
はじめていらっしゃる方で、妊活・不妊治療を目的に来院される方は4割ほど。
その後、妊娠されて妊娠期のケアへ移行される方も含めると、日々お会いする方の中では、妊活から妊娠期に関わる方が半数ほどになります。
だからこそ、今回このニュースを見て、ひとつ気になったことがありました。
それは、「これだけ不妊治療をする人が増えているのに、まだまだ周りには話しづらいと感じている方が多い」ということです。
当院でも、
「なかなか不妊治療の話をできなくて」
「友達には相談しづらい」
「不妊治療をしていることを、どこまで周りに話していいのかわからなくて」
そんなお話を聞くことがあります。
体外受精で生まれる子どもが「8人に1人」という時代になった今。
数字だけを見ると、不妊治療は以前よりずっと身近なものになったように感じます。
ただ、治療をする人が増えたことと、治療について周りに話しやすくなったことは、まだ同じではないのかもしれません。
不妊治療の保険適用が始まり、治療を受けること自体は以前より身近になったと思います。
でも、治療中の気持ちまで周りに話せるようになったわけではありません。
治療のことを話せる相手がいない。
周りには理解してもらえない気がする。
余計な心配をかけたくなくて、誰にも話さない。
いろいろな思いを抱えながら、ひとりで頑張っている方は、たくさんいらっしゃると思います。
だからこそ、治療をしている方が「ひとりで抱えなくてもいい」と思える場所が、もっと増えていったらいいなと思います。
うちも、身体を整えるだけの場所ではなく、
「ここなら話しても大丈夫」
と思ってもらえる、そんな場所になれたらいいなと思っています。
友達とはちょっと違う。
でも、家族や友達には話しにくいことも話せる。
そんな、ちょっと身近な「知人」くらいの距離感でいられたらいいなと思っています。
今回このニュースを見て、鍼灸師になった頃のことや、これまで出会った患者さんのことを、いろいろと思い返しました。
不妊治療をすることが、数字の上だけではなく、もっと自然に話せることになっていくといいなと思います🍀
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「これって相談してもいいのかな?」というようなことでも、気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談くださいね(◍•ᴗ•◍)
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