ひなたコラム

冷え対策におすすめの伝統養生法「二日灸」とは? ひなたコラム 2025年02月28日

鍼灸

寒さが厳しくなると、手足の冷えや体の不調を感じる方も多いのではないでしょうか?

そんなときに試してほしいのが「二日灸(ふつかきゅう)」です。

これは昔から伝わる冬の養生法のひとつで、冷えや不調を整えるためにお灸を据える習慣です。

2025年の「二日灸」はいつ?

今年の旧暦2月2日は3月1日(土)です。まだ寒さが残る時期なので、体を温めるのにぴったりですね(๑•̀᎑<๑)و

二日灸とは?

二日灸とは、旧暦の2月2日と8月2日にお灸を据えると、1年間病気をしないと言われる伝統的な健康法です!特に冬の二日灸は、寒さで弱りやすい胃腸の働きを整えたり、冷えによる不調を防ぐのに役立つとされています。

昔の人々は季節ごとの体調管理を大切にしていて、二日灸もそのひとつ。「冬に養生すれば、春に元気に過ごせる」という考え方がありました✿*

どこにお灸を据えるの?

二日灸では、胃腸の調子を整え、冷えに効くツボにお灸を据えるのがポイント!特におすすめのツボを紹介します❁*·⑅

足三里(あしさんり)

・効果:胃腸の働きを整え、全身のだるさを改善

・場所:膝のお皿のすぐ下、指4本分くらい下がったところ

足三里の場所は少し分かりにくいと感じる方も多いので、簡単に探せる方法をご紹介します(๑•̀ㅁ•́๑)✧

親指と人差し指を直角に開いてL字を作ります。

親指を膝のお皿の上に軽く引っ掛け、残りの4本の指を伸ばして膝のお皿の外側にそろえます。

その状態で、中指の先端が当たる位置が足三里の目安になります。実際の足三里の位置と少し異なる気がしますが、大きなズレはありません。

お灸が苦手な人は?

「お灸は熱そう…」と思う方は、煙が少ないタイプや温熱が穏やかなお灸を試してみるのもおすすめです。

また、お灸をしなくてもカイロや手でツボを温めるだけでも効果を感じやすいですよ。

二日灸は、昔から伝わる冬の冷え対策と健康維持のための習慣です。

今年は3月1日(土)に、冷えやすい時期のケアとしてお灸を取り入れてみませんか?